CADの種類とは

* 機械用CAD(メカCAD)
* 建築用CAD
* 建築設備用CAD
* 土木用CAD
* 電気用CAD
* 回路用CAD
* 基板用CAD
* 半導体分野
* その他、熱解析用、電磁波解析用等の専用のCADがある。
* 服飾デザイン、配管、橋梁などの分野にも専用のCADがある。

CADとは

CADとは、Computer Aided Designの頭文字を取ったもので、コンピューターによる設計・製図の装置(システム)、またはCADを使って図面を作成することをCADと呼んでいます。 CADは、航空業界や建築業界などの工業製品の設計から普及していきました。

近年では、半導体の設計、洋服のデザインやシュミレーションなど、様々仕事にCADが導入されています。

このように、デザイン・設計のあらゆる分野で普及したのには理由があります。 CADには、優れたメリットがあるのです。 CADのメリットは、二点あります。

① 製品のイメージが出来る
CADが導入される前は、製品を作る際には、デザイナーがスケッチを見せて依頼主と話し合いながら、詳細を決めていきました。

でも、どんなに話し合いをしても、実際に製品が仕上がってみると、思っていたものと違ったというようなことも出てきます。

CADなら、このような問題を解決できます。製作の段階から、3Dにして立体的に見せることができるので、仕上がりのイメージが共有できるようになりました。


② 編集が簡単
設計やデザインの仕事は、何度も修正しながら完成に至ります。コンピューターであれば、何度消しても、すぐに修正できます。

CADが導入する前は、紙に設計図を書いていたので、修正が大変でした。 CADでは、線の太さから図形の配置など、何度も自由に変更可能です。失敗しても、すぐにやり直せるので、手作業よりも格段にスピードアップにつながります。

CADのはじまり

CADは、パソコンを使うので、このようなシステムが出来たのは、パソコンが誕生してからです。
CADは、アメリカで生まれたシステムです。

マサチューセッツ工科大学で、1959年からCADのシステムは研究されていました。軍事用に開発されたパソコンが誕生してから、13年後のことです。

始めは、線を引いたり、移動したりできる単純な仕組みでしたが、研究が進められ、1960年には、CADによるボーイング社の旅客機の設計が実現しています。

その後、CGを取り入れて、飛行機や自動車の設計に積極的に取り入れられるようになったのです。

三次元CADの誕生

CADの世界では、三次元も表現できるようになっています。

三次元CADは、完成した製品や建物を立体的に見ることができるので、細かい部分まで検討することができます。 また、製造工程の連携がスムーズに行えることもメリットの一つです。

建物の完成予想図も三次元CADで描かれています。三次元だと、さまざまな角度から見れたり、実際に建ったときのイメージもしやすいので、CADも三次元が主流になってきています。

三次元CADは、CADデザイナーには必須の能力となっています。

CADソフト

CADソフトで有名なのは、AutoCAD、CATIA、Jw-cadとなっています。資格試験の種類によってもソフトは変わってくるので注意しましょう。

① Auto-CAD CADソフトの中でも、最も有名です。おもに建設系で使われています。

② CATIA 自動車、航空産業で使われています。自動車メーカーの60%以上は、CATIAを使っているそうです。

③ Jw-cad 無料で使えるCADソフト。建築系で使われています。 この他にも、MiniCad、DRA-CAD、ARCHI TREND、3Dマイホームデザイナー、Shadeなどがあります。

CADの仕事

■CADデザイナーCADを使ってデザインをする仕事です。 設計図や、建築物の完成予想図を作成します。この他にも、都市計画のシュミレーションを作成したりもします。

■CADオペレーターおもに、建築士や設計士が作成した図面を、CADを使って作成する仕事です。設計者自身が、CADを使って図面を作成することもあります。建築関係、機械関係の仕事では、設計者が作成するには時間がかかるので、オペレーターが専門にCADを使って作成しています。

■建築士建築士は、建築物の設計、工事や現場を管理する仕事を行います。 昔は、手書きで設計をしていましたが、現在では、CADも普及してきて、建築士自らCADを使って設計しています。

■工業デザイナー
工業製品のデザインといっても、職種は多岐に渡っています。 航空機、自動車やバイク、文房具、電化製品、家具など、さまざまな工業用品をデザインする人を工業デザイナーと呼びます。 CADを使って、デザインをしています。

建築CAD検定試験

全国建築CAD連盟が認定する資格です。

2級、3級、4級に分けられ、資格認定校での団体受験と一般受験があります。 一般受験は、年二回(4月、10月)に行われ、団体受験は、年4回(4月、7月、10月、1月)に行われます。

① 4級 実技試験。与えられた課題を、CADを使って一定時間内に完成させます。 問題は3問出題されます。
② 3級 実技試験。与えられた課題を、CADを使って一定時間内に完成させます。 問題は4題出題されます。
② 2級 実技試験。与えられた課題を、CADを使って一定時間内に完成させます。 建築一般図を2面作成します。

就職先について

CADの資格取得者や、学校を卒業した人は、さまざまなところに就職しています。

おもに、設計事務所、デザイン事務所、CADスタジオ、製造メーカー、CADビジネス関連会社、に就職しているようです。

この他には、製作プロダクション、コンサルティング会社、ソフトウェアハウスなどがあります。

給与は、職種や経験などによって、まちまちです。

最近では、派遣社員などの雇用形態も増え、派遣社員の給与は、時給制で支給されます。 有資格者は、資格手当がつくところもあります。

だいたい時給1,000円~2,000円程度が相場となっています。派遣で働く場合にも、経験や実務スキルによって給与は変わってきます。

CADオペレータ

CADオペレータは、技術職になります。派遣などでお仕事する場合を比較してみると、一般のOAオペレータの平均時給が1,350円~1,600円に対し、CADオペレータは、1,800円~2,000円といった高時給となっています。

ある程度経験を積んだら、CADソフトを購入し、自宅でお仕事をすることができます。私たちの身の回りにある全ての“物“は設計図をもとに作成されています。”物“がなくなることはありませんから、設計図が無くなることもありません。

設計図がなくならない限り、CADオペレータの仕事は必要になります。

永くお仕事を続けたいとお考えの方にもピッタリのお仕事です。